古来、日本人は日々の生活の中で目に見えない大きな力を感じてきました。それらは岩や木、山や海、火や水、風や大地などさまざまな自然の中に見出され、さまざまなものには神さまが宿るとして祀られるようになりました。(神社本庁ホームページより)
この神様が宿るものを依代といい、依代が岩の場合は磐座、磐境といいます。例えば、釣石神社(宮城石巻市)では、落ちそうで落ちない岩に注連縄がまかれており、受験の神様として、たくさんの参拝客を迎えています。

依代が島の場合は神奈備といいます。例えば、海神社(兵庫県姫路市)は島に宿る神様にお参りするために橋がかけられています。

その他にも、依代が山の場合は神体山、木の場合はご神木、神籬といいます。
やがて、依代があるところには臨時の祭場を設けるようになり、さらに風雨をしのぐためといった理由などから、建物が設けられていきました。そして、中国の寺院建築などの影響も受けながら、今日のような神社の形態になったのです。(東京神社庁ホームページより)
